絶縁型電源icの非絶縁型との違いやメリット

icとはコンデンサーやトランジスタなど回路に必要なものを半導体チップの上に集合させた電子回路の総称で、日本名では集積回路とも呼ばれます。もともとはコンデンサーやトランジスタなど別々に組み立てられていましたが、これではコストもサイズも大きくなってしまい、効率が悪いため20世紀中ごろに考案されました。それ以降icの性能はどんどんと上がってきており、現代ではコンピューターなどの電子機器の小型化や低コスト化に繋がっています。icには規模やつくりによって様々な種類がありますが、ここでは絶縁型電源icについてご説明します。絶縁型電源とは通常電源やフィードバックパスに光アイソレータかトランスのどちらかが入ります。その為絶縁型電源は非絶縁型電源よりも複雑な作りになっています。

絶縁型電源icの種類や特徴について

一言に絶縁型電源icといってもいくつか種類があります。まず絶縁型フライバック・コンバータについてご説明します。一つの石でオン・オフを制御する方式で二次側の整流が平滑インダクタを使いません。その為部品数が少なくなりコストを低減させることが出来ますが、低電圧で電流が大きい物には向きません。またチョークコイルが不要ではありますが、絶縁トランスが大きくなってしまう、という欠点もあります。絶縁型フォワード・コンバータは一つの石でオン・オフを制御する方法で、一次側のスイッチがオンのときにトランスを通って二次側に電力を伝える方式です。チョーク・インプットのため低電圧で電流が大きい物に向いています。非絶縁型では降圧型DC-DCコンバータが主流になっており、製品も発売されています。

絶縁型電源icと非絶縁型の違いとメリット

非絶縁型電源と絶縁型電源の違いとそれぞれの強みはどんなものがあるか挙げていきます。非絶縁型電源は感電を防ぐために電力を低めに設定していますが、絶縁型電源はその名の通りicの一部で絶縁をするので電力を強めに設定することが出来ます。また非絶縁型電源は絶縁型電源に比べて小型になります。また非絶縁型電源は絶縁型電源より部品が少なく小型なため、比較的低価格で利用することが出来ます。しかし漏電の恐れがあるため非絶縁型電源を使用するには条件があります。直接人の手に触れる部分から遠いことや、icチップの周りの素材が電気を通しにくいか、その素材の厚みなどの規定が電気用品安全法によって定められています。その為絶縁型電源icは様々な商品や用途で使用することが出来る上漏電の心配の必要が無く安全に利用することが出来ます。