気をつけたい絶縁型電源ic使用時の注意点

絶縁型電源icを知るためには、DC/DCコンバータやスイッチングレギュレーションなど専門的な用語も理解する必要があります。まずDC/DCコンバータとは私たちの身近にある電気製品に適切な電圧を供給する電源icと呼ばれるものの一つであり、最も多く存在しているとされるものです。DCは直流を意味し、直流の電圧を違う値の直流電圧に変換、出力します。パソコンなど私たちの生活になくてはならない多くの電気製品は、この電源icがなくては動いたり機能したりすることができません。そしてスイッチングレギュレーションとは、そんなDC/DCコンバータを実現するための方式の1つとなっています。近年、このスイッチングレギュレーションも高い電力変換効率と柔軟性が評価され多くの機器に利用されています。電源の主流となっているともいえるでしょう。

絶縁型電源icの特徴は簡素化された設計

DC/DCコンバータにはさらに種類があり、絶縁型と非絶縁型に分けることができます。入力と出力が絶縁されているタイプを絶縁型と呼んでおり、入力側や出力側でノイズなどが生じても影響を受けにくいことがメリットとされています。そのため産業分野や医療分野で使用される機器には使用されることが多く、何かあったときでも安全性を高く保つ必要があるケースなどでは標準的に使用されています。しかし、絶縁型のDC/DCコンバータの回路を設計することは安易ではありません。電子回路を作るうえで必要となる部品が多いだけではなく、そのためにばらつきが生じやすくなるなど複雑な基盤を設計するために時間がかかってしまうというデメリットもあります。その点を解消するため部品を少なくし、簡素化したことで設計のための時間も短縮することが可能となったのが絶縁型電源icです。

絶縁型電源icの魅力と電源icの注意点

DC/DCコンバータはいくつかのアプリケーションに適応するために、異なる電圧を複数作り出すことを求められることもあります。しかしそのためには時間がかかるだけではなく、やはり使用する部品の数は多くなってしまいます。絶縁型電源icであれば、アプリケーションに合った電源電圧を選ぶことができるicを実装し、外付けのパーツもわずかな数で電流回路を構成することが可能となります。それも絶縁型電源icの魅力といえるでしょう。しかし注意点もあります。電源icに限られたことではなく、icを使うときは最大定格を超えることがないよう熱を検討する必要性があります。放熱設計の有無にも関わってきます。大きな電力を使う電源icの場合などは検討事項として必須となっていることも覚えておかなくてはいけないでしょう。